内分泌疾患・問題行動
犬の内分泌疾患の病気について
このような症状がみられたら、糖尿病の可能性があります。
☑多飲・多尿(よく水を飲む、尿の量が多い)
☑食欲の増加、または、体重の減少
☑嘔吐・下痢
☑白内障
「糖尿病」
糖尿病は、適切に治療が行われていれば、すぐに命にかかわることは稀ですが、治療を継続する必要があり、かつオーナー様が自ら治療や食事管理に参加していただかなければ成功しないという点で、治療が難しい病気です。
治療の目的は、完治ではなく高血糖と尿糖からくる症状を軽減することになります。
犬猫では内服薬での治療は基本不可能ですので、治療にはインスリンの注射をうつ必要があります。注射はご自宅で、オーナー様が毎日うたなければなりません。
注射をする時間や、低血糖に注意し、食事の管理、食欲や尿量・飲水量の確認を毎日続けることは、大変なことかと思いますが、その治療もその子の一生の思い出の一部、ペットを飼う面白さの一部だと考えて、楽しんで治療に参加していただけるよう、全力でサポートしていきたいと考えております。
また予防として、猫は太らせないことが第一ですが、犬の糖尿病の原因には、発情周期の黄体ホルモンが関係して発症するものがあり、避妊手術が糖尿病の予防にもなります。
ワンちゃん・ネコちゃんの状態や飼い主様のご希望・要望様等により治療が掲載中の内容と異なる場合がございます。