2023.08.28病気のお話(犬の外耳炎) ヘルスケア 症例・疾患紹介 皮膚 犬の外耳炎の症状と原因、治療について 苫小牧市、安平町、厚真町、むかわ町、日高町、千歳市の皆さんこんにちは。 苫小牧市のウトナイの森動物病院です。 今回は、犬の外耳炎の症状と原因、治療について解説いたします。 外耳炎は犬の耳に関する最も一般的な問題の一つであり、多くの飼い主様が出会う可能性があります。 ここでは、その詳しい症状、原因、そして治療法について深く掘り下げます。 1. 症状 犬の外耳炎の発症時には以下のような症状がみられます。 頻繁に耳を振る行動: 痒みや不快感から耳を振ることが増えます。 耳の赤みや腫れ: 外耳道の炎症が見られることが多くあります。 分泌物: 耳の中から黄色や茶色の分泌物が出てきます。 強い臭い: 通常、感染が関与している場合に臭いが発生します。 耳を気にします: 痒みや痛みのために自ら耳を床などにこすったり後ろ足で掻いたりすることがあります。 2. 原因 外耳炎の原因は多岐にわたりますが、主なものは以下の通りです。 アレルギー: 食物や環境因子(花粉、ダニなど)によるアレルギーが耳の炎症を引き起こすことがあります。 感染:細菌、酵母、あるいは耳ダニなどの寄生虫による感染が考えられます。 湿気: 長時間の水遊び後など、耳が湿っていると感染のリスクが上がります。 物理的な刺激: 過度な耳掃除や異物が耳に入ることも原因となることがあります。 遺伝的要因: 外耳が狭い、または耳が垂れている犬種は、外耳炎を発症しやすい傾向があります。 3. 治療 外耳炎の治療方法は、原因や症状の程度によって異なります。 洗浄: 耳の内部を専用の洗浄液で優しく洗い、分泌物や汚れを取り除きます。 薬物治療: 抗生物質や抗真菌薬、抗炎症薬など、症状や原因に応じて耳薬を投与します。 寄生虫駆除: 耳ダニなどの寄生虫による外耳炎の場合、特定の薬剤を使用して駆除します。 アレルギー管理: アレルギーを抑制するための特別な食事や薬物治療が必要となる場合があります。 犬の外耳炎は再発しやすいため、疾患の予防や早期発見が非常に重要です。 耳の日常的なチェックや適切な掃除方法、そして定期的な健康診断が犬の耳の健康を保つ鍵となります。 犬が耳に違和感を感じている場合や症状が見られる場合は、動物病院での診察をおすすめします。 当院でも治療を行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。 ウトナイの森動物病院お問い合わせ TEL0144-56-5105 午前 9:00~11:30 / 午後 15:00~18:00※日曜、木曜午後(手術日) 休診 記事を検索する 記事を検索する カテゴリー カテゴリー ノミ、マダニ予防 フード ヘルスケア ワクチン、予防医療 健康ブログ 健康診断 動画 救急 症例・疾患紹介 皮膚 行動学、問題行動 新着記事 新着記事 2024.10.07赤い尿はほんとに血尿?|獣医師が解説|苫小牧市のウトナイの森動物病院 2024.09.03猫の血液型 2024.08.25ブドウ中毒の原因物質?!(AIのもっともらしい嘘) 2024.06.01短頭種気道症候群|獣医師が解説|苫小牧市のウトナイの森動物病院 2024.04.18尿検査からわかること|獣医師が解説|苫小牧市のウトナイの森動物病院 症例・疾患紹介一覧へ→