2024.06.01短頭種気道症候群|獣医師が解説|苫小牧市のウトナイの森動物病院 ヘルスケア ワクチン、予防医療 健康ブログ 苫小牧市、千歳市、恵庭市、安平町、厚真町、むかわ町、日高町、平取町、白老町の皆様こんにちは。 苫小牧市のウトナイの森動物病院の院長沖田です。 暑い日がだんだん増えてきました。熱中症にも注意が必要になってきます。 今回は、鼻の短い犬種に多い病気「短頭種気道症候群」について解説いたします。 フレンチブルドッグやパグなどの短頭種犬は、特有の呼吸器の病気「短頭種気道症候群」にかかりやすいです。この病気は、鼻から喉にかけての上気道が狭く、呼吸がしづらい状態を指します。具体的には、外鼻孔狭窄や軟口蓋過長といった形態的な特徴により、呼吸が困難になります。 短頭種は熱中症にもなりやすく、常に頑張って呼吸している状態のため、体温調節が難しくなります。特に暑い環境や興奮時に熱中症のリスクが高まります。病気が進行すると、さらに呼吸がしづらくなり、症状が悪化します。 診断は外観や臨床症状に基づき、必要に応じてレントゲンや内視鏡検査を行います。治療は主に外科手術で、外鼻孔の拡張や軟口蓋の切除を行います。ただし、全ての症状が手術で治るわけではありません。早期発見・早期治療が重要です。 予防策としては、暑い環境を避け、過度な興奮を避けること、肥満を防ぐことが挙げられます。首輪ではなく胴輪を使うことも推奨されます。症状が見られた場合は、早めに動物病院で相談することが重要です。 詳しくはこちら ↓↓↓ 短頭種は要注意!短頭種気道症候群とは? ウトナイの森動物病院お問い合わせ TEL0144-56-5105 午前 9:00~11:30 / 午後 15:00~18:00※日曜、木曜午後(手術日) 休診 記事を検索する 記事を検索する カテゴリー カテゴリー ノミ、マダニ予防 フード ヘルスケア ワクチン、予防医療 健康ブログ 健康診断 動画 救急 症例・疾患紹介 皮膚 行動学、問題行動 新着記事 新着記事 2024.10.07赤い尿はほんとに血尿?|獣医師が解説|苫小牧市のウトナイの森動物病院 2024.09.03猫の血液型 2024.08.25ブドウ中毒の原因物質?!(AIのもっともらしい嘘) 2024.06.01短頭種気道症候群|獣医師が解説|苫小牧市のウトナイの森動物病院 2024.04.18尿検査からわかること|獣医師が解説|苫小牧市のウトナイの森動物病院 症例・疾患紹介一覧へ→
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苫小牧市のウトナイの森動物病院の院長沖田です。
暑い日がだんだん増えてきました。熱中症にも注意が必要になってきます。
今回は、鼻の短い犬種に多い病気「短頭種気道症候群」について解説いたします。
フレンチブルドッグやパグなどの短頭種犬は、特有の呼吸器の病気「短頭種気道症候群」にかかりやすいです。この病気は、鼻から喉にかけての上気道が狭く、呼吸がしづらい状態を指します。具体的には、外鼻孔狭窄や軟口蓋過長といった形態的な特徴により、呼吸が困難になります。
短頭種は熱中症にもなりやすく、常に頑張って呼吸している状態のため、体温調節が難しくなります。特に暑い環境や興奮時に熱中症のリスクが高まります。病気が進行すると、さらに呼吸がしづらくなり、症状が悪化します。
診断は外観や臨床症状に基づき、必要に応じてレントゲンや内視鏡検査を行います。治療は主に外科手術で、外鼻孔の拡張や軟口蓋の切除を行います。ただし、全ての症状が手術で治るわけではありません。早期発見・早期治療が重要です。
予防策としては、暑い環境を避け、過度な興奮を避けること、肥満を防ぐことが挙げられます。首輪ではなく胴輪を使うことも推奨されます。症状が見られた場合は、早めに動物病院で相談することが重要です。
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